危険な服と安心な服?

単純に考えたら天然繊維が安全で、石油から作られる化学繊維は危険なんだろう、と漠然と思うかもしれません。基本的にはその通り、化学繊維には危険なことが多いと言えるのだと思います。

石油で製造された化学物質には環境ホルモンが含まれ、発癌性や変異原性などの様々な毒性が人体に負荷をかけるのです。また、化学繊維アレルギーによる肌トラブルや、静電気による痒みなどの多くのリスクを伴います。化学繊維が全て危険と言い切るわけではありません。目的に対して的確に機能を発揮するものもたくさんあるはずです。問題は原料そのものもありますがその製造過程にあるようです。

では、天然繊維であれば安全、と言い切れるのでしょうか?

そうでも無いようです。

例えば一般的に多く使用されている「コットン」ですが、天然繊維ではありますがその栽培時にとてつもない量の農薬や化学肥料を使っています。そして染色の際には化学染料や塩素漂白などの化学物質が使われていて、これらの残量リスクはかなり高まります。これは洗濯をしたくらいでは安全な状態にはなりません。農薬や化学薬品は繊維の中にしっかりと留まるのです。この状態をどう考えますか?

身体には何も影響はありません、とはとてもではないですが思えませんよね。アレルギーやらアトピーやら、医者に行くと 体質ですね、とか 遺伝ですね、なんて言われてしまうことがありますが、とんでもない、食べ物と着るもの、それから今後課題にしていきたい 住処 による影響がかなりありそうです。

今日は衣料に絞ってお話ししますが、では、一体何が安全なのか?ということです。

天然繊維ではオーガニックの「コットン」「麻」「絹」になります。オーガニックは前にもお話ししました農薬をある一定の期間(だいたい4~5年)使わない栽培方法で、オーガニック認証が義務付けられて管理されています。なので、農薬や化学物質の被害はないと言えます。そしてその後の漂白や化学染料もなるべく使わない方向が安全・安心な服を着るということになるのではないでしょうか。そこでBotanicaldyrを取り込むことにより自然と調和でき安心・安全な方向にBalanceを取れるようになります。そしてこのBotanicaldyeは、ナイロンやポリエステルにも使用が可能なのです。化学繊維を全て否定すことはないわけですし、なくなると多分私たちは困ってしまいます。なのでより安心な方向にBalanceを変えて考えれば良いのだと思います。肌に近い部分で比較的長時間着用する服は、この辺をしっかりと見極めて着用したいものです。

みなさん、どう思われますか?